Book Reviews (マイブック評)

Kiss 接吻 小池真理子  新潮社 8/15/15

August 15, 2015

美しい短編集。素敵な宝石箱に詰まった、ジュエリーとでも言えるかな。一人称だったり、二人称だったり、はたまた3人称だったり。光の当て方は様々だけど、それぞれの短編はキラキラしている。短編同志は全く繋がっていないのだけど、一冊読み終わると、なんだか長編を読んだような不思議な気分になる。小池真理子さんの才能で、全編が美しい愛であふれている。