バッハを練習するという事   6/3/10

June 3, 2010

今週の土曜日にある、ピアノコンチェルトのコンサートのために、バッハの二短調の協奏曲を練習しています。本当に楽しくて、奥深いーー。毎日楽譜に向かい、とても新鮮で新しい発見があるし、とにかく弾いていて、充実感に満たされます。そして、ピアノを始めてから今までの道のりが、見えてくるのもおもしろいものです。

ピアノのお稽古を始めてしばらくすると、メヌエットなどの入ったバッハのアナ・マグダレーナの為に書かれた曲集を先生にもらい、耳慣れたこうした曲からバッハに入ります。そして、それが終わると、インベンション。15曲ありますが、ここで、バッハの曲をどうやって分析するかを、先生に教わります。私も、昔使った楽譜は、いろいろな色鉛筆で、子供ながら分析した跡がありますよ!私の場合、この2声部の曲を、片手づつ暗譜するように先生に教わり、片手、両手とも暗譜しました。そして、その後、もう一度すべてのインベンションを練習することにーー。そして、3声部のシンフォニアに進級!これも15曲あり、同じように一曲づつすすみます。それが終わると、フレンチ組曲などを数曲やり、いよいよ平均律へ。これは、とても大きなステップですね。プレリュードとフーガがあり、それぞれに、向き合い方が問われます。フーガも4声、5声とインベンションやシンフォニアとは比べ物にならないくらい、複雑に。色鉛筆でちょこちょこと分析するのでは追い付かない、素晴らしい音楽の構築性に圧倒されます。こうやって、幼少時に始めたバッハの勉強が音楽高校・大学に入るころまでに、平均律までやって来ます。平均律は一巻に24曲づつ入って2巻あるので、これは長い音楽の旅です。

そうして勉強したバッハを、現在練習しているコンチェルトで実感している訳です。それぞれの声部の扱い方や歌い方、バッハの音質やタッチ、暗譜を自分のものにする過程など、すべて昔勉強した事の続きにあります。バッハはすべての音楽の原点。すべての音楽家の原点です。

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