Japanese Blog (日本語のブログ)

兵士の棺   6/20/11

June 22, 2011

2週間弱のカンザス州での音楽祭を終え、テキサス州のダラス空港経由で、ロサンゼルスに帰宅した。今迄に随分沢山飛行機に乗ったけれど、今回初めての経験をしたのである。戦地で亡くなった兵士の柩が、カンザス州の空港で我々の飛行機に乗り、それに随行する軍関係者が二人機内に搭乗。カンザス・ダラス間を、一緒に飛行した。ダラス空港に到着すると、沢山の軍関係者に混じり、ご家族の方達が、柩が降ろされるのを待っていた。その日は、とてつもない炎天下であった。我々乗客も、柩が降りる間、静かに座席で待っていた。何だか、ものすごく長い時間のようだったけど、きっと数分の事だろう。いろいろな想いが交錯した。新聞には、かなり頻繁に、亡くなった兵士の名前と経歴が出ているけれど、20代の若い兵士が多く、いつも感慨にふけってしまう。しかし、今回のように戦地から到着した柩に向き合うのは初めてで、改めて考えさせられたのであった。