桂三枝師匠のお言葉に、励まされる 10/10/11 

October 10, 2011

忙しさにかまけて、本当にご無沙汰してしまいました。先日、バッハのゴルトベルク変奏曲の始めての演奏会が無事終わり、ホッと。次のこの曲の演奏会は、今月22日に、ロサンゼルス・バッハ祭であります。この曲については、いろいろなところでお話していますが(しつこくて御免なさい)、ピアノ弾きとしては大曲であるとともに、夢の曲でもあります。一生に一度は勉強して、演奏したいというのが、本音ではないでしょうか。これからも、いくつかの機会に演奏させて頂けるので、一回一回全力で望みたい、と願っています。

私は、伝統芸能や職人の方々のお言葉を聞くのが大好き。何故かと言えば、音楽の勉強ととても似ているからです。そして、運動選手の方々の、厳しい日々の鍛錬についても、お話を聞くのが好きです。先日、何気なくテレビ(TVジャパン)を見ていたら、落語の世界の方々がトークショーでご出演なさっていて、とても興味深かったんです。その中で、桂三枝師匠のお言葉がずーんと、来ました。三枝師匠の創作落語がとても面白くて、機会ある度に、楽しんでいますし、司会などでも、温和で如才ないお話ぶりが、印象に深い方ですね。そういう中で、ご自身が創作落語に臨むときの姿勢、日々の精進の話になり、最後に「一生、自分との戦いです」と、おっしゃって番組が終了。そういう大変な思いがあっても、落語家はちゃらんぽらんに見られるから、ともおっしゃっていました。ああ、そういう私達から見えない面があって、落語家の方々の舞台があるのだなあ、と思いました。何だか、嬉しくなって(我々音楽家も同じ運命なので)、励まされた、一時でした。

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