悪魔の羽根  乃南アサ   幻冬舎   5/3/13

May 3, 2013

なかなかウイットに富んだ、そして核心を突いた短編集。ちなみに「悪魔の羽根」というのは、あの真っ白い雪の事。ここからしても、只者じゃあないぞ、という気にさせるでしょ!一つ一つの短編に、すっごく濃い人間ドラマが凝縮されている。どれ一つ取っても、長編の題材に出来るんじゃないだろうか、と思わせるくらいの、濃縮感だ。作曲もそうだけど、言いたい事を上手くまとめ切らず、だらだらと長く、退屈で、飽きる作品というものがある。だが、「才能」、もしくは自分で努力して開花させた才能というものはすごく、曲の長短に関わらず、楽曲が自然に聞いている側に、入ってくる。それぞれのフレーズが、いかに複雑な和声であろうと、無理なく、恰も昔からそこにあったかのように、流れて行く。文学と音楽の関係・・深過ぎるテーマは、又次回に。

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