少女は卒業しない  朝井リヨウ 集英社 5/23/18

May 23, 2018

南米に公演旅行があり、その旅で読み、とても感動した本。以前確か、朝井さんのことを未熟者のように書いたけれど、全面撤回します。この本は、高校生の卒業前後の物語で、とても繊細。7つの短編は、それぞれが完結しているものの、連続した小説にもなるという趣向。特に好きなのが、4編目の「寺田の足の甲はキャベツ」というお話。この題からして、興味惹かれますよ、ね!本の中の高校生達の言葉使いは、そりゃ、もうビビッド。高校のそばのコンビニに午後いたら、こんな乱雑な会話が聞こえてきそう!それくらい、元気な高校生達が、本のページに凝縮されているんです。寺田の足に話を戻すと、これはきゅんきゅんの恋ものがたり。乱暴な言い回しが、実に愛に溢れ、じーんと来るんですね。高校生のあなたも、または、ずっと前に高校生だった貴方にも、ぐぐっと来る、本です。是非、読んで下さい、ね。