いのち 瀬戸内寂聴 講談社 10/14/19

October 14, 2019

95歳で書き上げたというのが、謳い文句の小説。ご本人もインタビューで、宣伝文句に95歳が強調しすぎている・・まあ、売れるためには・・などとおしゃっていますね。「作家」という職業の業というのか、ペンに命を注ぐ作家仲間の人生が、生々しく、そして、真摯に書かれています。生きることが書くこと、人生のパートナーも書くことの一部。全てを巻き込んでの、作家人生。河野多恵子と大庭みな子の両作家との交友録も、その幅の広さ、苦しさも入れた正直さに、こちらも胃が痛くなるよう。作家業に生涯を捧げた95歳の瀬戸内寂聴の叫びが、こちらにもひしひしと伝わって来ました。