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大きな熊が来る前に、おやすみ。   島本理生 新潮社  6/19/17

June 19, 2017

素敵な感性を持った作家ですね。初めて読みました、島本理生さんの御本を。表題のお話しに加えて、「クロコダイルの午睡」「猫と君のとなり」が一緒になって、一冊の本になっている。「大きな熊。。」を読み終えて、少しほんわかした気分になったところで、「クロコダイル。。」で、いきなりどうしても避けられない現実に直面し、どんーーんと崖下に転落。そして「猫と君。。」で、桃源郷のような美しい世界へ。こういう小説感、大好きですよ。でも私だけかなあ。。行間に吉本ばななの風が吹くのを感じるのは・・どちらにしても、もっと島本さんの御本読みますよ!

まほろ駅前狂騒曲・番外地 三浦しをん  5/31/17

June 1, 2017

続編で、登場人物も設定もおんなじ!最高に面白いですよ!

歩いても歩いても 是枝祐和 幻冬舎 5/31/17

June 1, 2017

是枝監督の映画は大好きなので、この本も期待大にして読んだ。期待を裏切らず、素晴らしい本ですよ!日本の庶民の生活が、湾曲な愛情表現が、狭い家の中でわさわさしながらの暮らし、まさにホームシックにさせる材料ばかり!素敵な本ですよ!

鍵のない夢を見る  辻村美月  文芸春秋 5/26/17

May 26, 2017

本作は、第147直木賞を受賞した短編集。青春もので知られる著者が、今作ではより経験豊富な年代の人にも読んでもらう事を念頭において、執筆したらしい。ごく普通の女性5人が、ふと魔が差して起こしてしまった窃盗や放火といった犯罪をテーマとし、ちょっとミステリーっぽく、ちょっとホラーっぽく、書かれている。「才能あふれる」という言葉がぴったりの、意欲的で、言葉の美しい本。

島はぼくらと 辻村深月 講談社 5/18/17

May 18, 2017

これも、辻村さんの青春真っ只中物語。町おこしストーリー、狭い村の政治癒着、島にユートピアを求めやってくるIターン仲間、町の元気なおばちゃん達、もう役者には困らない。それをさらっと繋げ、とても面白い小説にしている。長さも丁度良いし、シングルマザーや、友情や、もう人生のすべてを網羅しているといっても過言ではないのに、なぜかうるさくない。流石です!是非、お読み下さい。一気に読んでしまいますよ!

凍りのくじら  辻村深月  講談社 5/18/17

May 18, 2017

辻村さんは、最近はまっている作家の一人。帯に「少し不思議な物語」とあるけれど、とても美しいお話しだと思う。ドラえもんが持っているいろいろなトリックを巧みに引用しているのもとても斬新!SF(サイエンス・フィクション)を日本語に置き換えて、Sukoshi・ナントカ(例えば、少し・不思議、とか少し・不安とか)とカテゴリーにして、人を見るのも、とても面白い発想だと思う。そういう脇役達を従え、主人公の高校生・芦沢理帆子は、自分と家族、友達、学校、ボーイフレンドなどの日常を、冷めた目で見る。というか、冷めた目で見ようとする。だけど、その究極は。。。熱い青春物語だと思う。

祈りの幕が下りる時 東野圭吾 講談社 5/18/17

May 18, 2017

東野さんは、いつだって凄い。ダイナミックだけど、とても悲しいお話しを書く。主人公の父親の献身、それが彼の人生の指標になり、この小説の根幹になる。「赤い指」「手紙」に続く家族愛を書いた名作だと思う。俗に言うミステリー小説の分野もお得意だけど、東野さんの凄さはやっぱりヒューマニズムにあると思う。生きる事の意味、何を心の中に携えながら毎日を送り、一生を終えるのか。「幸せは自分で決めるもの」と言われるけど、本当にそうだと感じさせる一冊。是非読んで下さい。

世界の果てのこどもたち 中脇初枝 講談社 5/1/17

May 1, 2017

題名からは想像もつかない、大力作。朝鮮半島の問題、日韓の問題、在日朝鮮人の問題、中国日本人孤児の問題など、ものすごい量の資料を研究し、書かれたはず。その上で、この題名「世界の果てのこどもたち」に辿りついたのだと思う。涙なしには、読めないお話しですよ。人間の運命、ほんの一瞬の判断がその後の人生を決めてしまうすごさ。その中で、主人公の3人の女性は、強く、愛情に溢れ、大地に足をつけ、生きている。この本を読めば、日々の些細な事に悩み、くよくよしている事が、ある意味とっても贅沢に思えるんじゃないかなあ。3人ともとてもカッコ良く、背中を真っ直ぐ颯爽としている。人生の芯がぶれない人は、すごい!そして、周りの人をもその光で照らしていく。感動の一冊。

水底 フェスタ  辻村深月 文春文庫 5/1/17

May 1, 2017

辻村さんの本、初めて読みました!推理小説とも、恋愛小説とも、地域村おこし小説とも言える、カテゴリーに収まらない、でもとっても面白い小説。私も高校生の時は、結構ロックに狂っていたので、こんな健康的な高原フェスティバルがあれば、絶対行っていたと思う!何回もどんでん返しがあり、最後はとても静かに終わる。心の奥底に沈みながら。。ぐんぐん惹き込まれ、時間を忘れて読んでしまいました。また、辻村さんの御本、是非読みたいです。

さくらももこのエッセイ集 小学館 4/17/17

April 17, 2017

日常というのは、誰の生活にもある訳だけど、平凡ともいえる日常を爆笑の渦にしてしまうのが、さくらさん。失敗も成功も、悔しさも自慢も、涙も笑いも、さくら流のユーモアで読者を惹きつける。一つ一つのエッセイが短く、大変可笑しいので、こういう言い方は大変失礼なのだけど、「息抜き」にぴったりの本とも言える!私はよく、ピアノの練習の合間にちょこっと(ちょこっとが結構長くなる場合も多々あり)、2-3編読む。寝しなにベッドで、2-3編読む。貴方も読めば、がははと笑いたくなるし、心に温かい火(何とありふれた表現。。)が灯ること間違いななし。一家に一冊必需品である。