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ロスアンジェルス交響楽団・新指揮者ドゥダメル氏を迎えて 10/4/09

October 4, 2009

昨日、ハリウッドボールで、新しい指揮者グスタボ・ドゥダメル氏を迎えて、ロスアンジェルス交響楽団の今シーズン第一回目のコンサートが、開かれました。ハリウッドボールは、ロスアンジェルスの広告塔の一つで、大きな野外劇場。昨日は満員の18,000人を入れ、町を挙げての大イべントでした。オーケストラの演奏の前に、今話題の若手キューバンピア二スト、アルフレド・ロドリゲスから、ロスアンジェルスのバンド、学生のオーケストラなど、様々なグループがイベントを盛り上げ、聴衆は興奮の連続。又大物がスピーチをしたり、果ては、オバマ大統領からの手紙まで読まれたりで、はっきり言って超ハリウッド風。その盛り上がりの末に、ドゥダメル登場で、会場は騒然でした。

ロスアンジェルスは、まさに人種のるつぼ。いろいろな人種がひしめいていますが、その中でもラテン系の人口がものすごく、南米のベネズエラ出身のドゥダメルはもう大スターです!このコンサートのチケットは、無料でインターネット配布され、「早いもの順!」式。ものすごい競争だったようですが、ラテン系の人達は運が良かったのかなあーー、お客さんのかなりの割合いがラテン系の方たちで占められていました。ですから、ドゥダメルもスペイン語でもスピーチし、まさに会場の皆のハート丸つかみ。第9の交響曲の演奏中も、楽章毎に拍手や騒ぐだけでなく、4楽章の中で音がとぎれた瞬間も逃さず、声をかけ、歌舞伎化状態でした!第9の歌詞の中で、「世界を一つにつなぐーー」という部分があり、これがこのイベントの真髄だというドゥダメルのスピーチ。コミュニイテイーと一緒に、南米もなく、北米もなく、中米もなく皆一つ!という訳です。

日本人の私としては、アジアにも目を向けてくれーーーー、っと心の中で一人呟いていました。ドゥダメルは、ラテンの人達のヒーローだけど、私達にとっても大ヒーローだし、音楽はアメリカ大陸だけのものでもない!と、コンサートの最後の盛大な花火を見ながら、思っていました。ちょっと文句も言ってしまいましたが、ドゥダメルは、大天才です。彼の音楽は違います。もし機会があったら、彼のコンサートに是非足を運んでみて下さいね。

アメリカ音楽の演奏を続ける 9/29/09

September 29, 2009

9月の日本公演は、部分的にアメリカの連邦政府の基金で行われました。私は、10年前に最初に出したCDに、全曲アメリカ音楽を選んだほどの、アメリカ音楽好きです。そして、今回の様な幸運に恵まれ、アメリカ音楽を日本の皆様にご紹介する機会を与えられて本当に嬉しいです。今回選んだ作曲家は、ラグタイムの王スコット・ジョップリンから、ジャズ・クラシックのガーシュイン、アメリカ民謡のフォスター、とってもアメリカ的なコープランドのカントリー・ウエスタン、美しいバーバーの音楽、アメリカのブラームスとも言われるフット、楽しいボルコムのブラジルタンゴ、個性豊かなアイブス、印象派調の雰囲気パーセケッテイ、タートルアイランドのサマー、ヴィオリンの達人オコーナーののびやかな曲、私の友人で天才肌のフランク、そしてアンコールにスーザの「星条旗よ、永遠なれ」と、アメリカ音楽のいろいろな側面から、プログラムを組みました。それぞれの曲の前に、お話をしながらの、楽しいコンサートが出来たように、思います。

アメリカの音楽は、最初ヨーロッパからの移民とともに入ってきたものに始まり、東海岸での人口が増えるに連れ、コンサートシリーズやオーケストラが結成、そして次第にアメリカ生まれの音楽が演奏されるようになりました。それは、ジャズ、ラグタイム、ブルース、カントリー・ウエスタン、民謡、ブロードウエイのミュージカルなど、です。もちろん、クラシックの作曲家達は、そういったアメリカ土着の音楽を、自分達の作品に取り入れていきました。

演奏家であることの喜びは、演奏するという行為だけに留まらず、いろいろな音楽を模索事にもあります。私は、新しい音楽や、今まで聴いた事のなかった曲を、勉強するのが大好きです!これからも、新しい角度で、いつも新鮮な気持ちで演奏を続けていきたいと思います。又近いうちに日本を訪れることが出来ますように。そして、一緒に音楽を楽しみましょう!

7月のロスアンジェルスより 7/30/09

August 21, 2009

日本語ページのブログが少しご無沙汰になっていました。以前は、英語のブログを書いた際にそれを下敷きに、日本語ブログも書いていたのですが、ちょっとおなまけしてしまいましたね。このホームページの新聞エッセイのところを読んで頂くと、私の行動が分かって頂けると思いますので、ご覧下さい。この新聞エッセイは、ここ4-5年続けているもので、2度コンサートで伺わせて頂いた北海道の紋別市の方々に、お便りを書くようなつもりで、一ヶ月に約一度の割合でお届けしています。遠くの家族に、現在の心境やコンサートで行った先の経験などを、お話しするように書いています。

9月には、日本でのコンサートツアーがあり、帰国します。日本でのコンサートの詳細は、コンサート情報覧をご覧下さり、参考にして頂ければ、幸いです。

ブランドライブラリーでのコンサート 4/20/09

April 20, 2009

昨日は、カリフォルニア州のグランデール市(といってもロスアンジェルスの一部)にある、とても美しいブランドライブラリー内のコンサートホールで演奏会がありました。この建物は、とても歴史があり、週末などは、良く結婚式の写真撮影にお目にかかる事があります。少し建物に傷みが来ており、来年は大掛かりな改修に入るそうですがーー。

昨日のコンサートのテーマは、ここ数年行っている”世界の旅をピアノとともに”で、ピイアッツオーラ、グラナドス、ジネステラ、坂本 龍一、プーランク、バーバーらを、演奏しました。気持ちの良い演奏が出来たと思います。お客様も熱心で、演奏後のレセプションでは、いろいろと質問があり、楽しくお話させて頂きました!ありがとうございます!音楽図書館員のブレイヤーがこのコンサートシリーズを企画していて、いつも素晴らしいコンサートを提供しています。昨日は私を招待してくれて、感謝しています!!又、早速来て下さったお客様から、「とっても感動したよ!」というメイルを頂き、嬉しく読ませて頂きました。こちらも感謝しています。

それから、音楽仲間のニック・レーン(才能一杯の作曲家/アレンジャー、そして素晴らしいトロンボーン奏者)からメイルが届き、私のCDがとっても良かったよと、いう嬉しいお便り。彼は、ロックバンド・シカゴのバンドの一員で、現在ツアー中。バンド仲間と私のCD聞いてくれたようです!こちらも、沢山ありがとう!!

今日は、私のもう一人の(沢山いるうちの!)音楽仲間、ジョン・ルイス(彼はすっごく上手いトランペット奏者)が我が家に立ち寄り、テキサス州のダラス市で6月に演奏するコンサートの打ち合わせをしました。彼とは過去にも何回か演奏を一緒にしていて、今回も楽しみな曲が一杯です。ピアノの上の、新たな楽譜の山がーー!!

今週末は、カリフォルニア州のパサデナ市(ここもロスアンジェルスの一部!)である、武満 徹先生の音楽祭があり、その一部で、先生の美しいピアノ曲を演奏する事になっています。リタニーの2曲とレインツリースケッチの第2番を演奏予定です。レインツリースケッチはビデオと一緒に演奏するので、ちょっと特別な練習が必要ですね。そろそろ、ピアノに戻って又新しいプロジェクトに向かって、練習です!

アンドラス・シフの演奏を聞いて 4/7/09

April 7, 2009

日本の皆様にもお馴染みのピアニスト、シフの演奏が先週ここロスアンジェルスでありました。この演奏会は彼の2年間に亘って行われて来たベートーベンソナタ全曲コンサートの最後を締めくくるもので、作品109、110、111が演奏されました。私自身以前からシフの大ファンで、折に触れ彼の演奏を聞いて来ましたが、今回の演奏会は、今までとは全く違う世界に連れて行ってくれました。この後期の大ソナタ3曲を、休憩なしで、あたかも組曲のように弾き、一曲づつ弾くのとは異なる空間の中、シフのクリスタルのようにクリアーな音、真実の響きが、デイズニーコンサートホールの最高の音響と合体したのです。満席のホールの中央ステージ上で、一人の世界に遊び、哲学を生み出し、ただひたすらベートーベンの世界に入り込む一音楽家、アンドラス・シフ。最後の音を弾き終わり手を鍵盤から離し、徐々にこちら側の世界に戻ってきました。本当に素晴らしい演奏で、いまでも余韻にひたっています。

アルゲリッヒを聞いて 3/14/09

March 14, 2009

今週ロスアンジェルスに、ピアニストのマルタ・アルゲリッヒが来て、ロスアンジェルス交響楽団とラベルのコンチェルトを共演。とても幸いな事に、リハーサル、コンサートとも行く事が出来、彼女の演奏を堪能する事が出来ました。もうやっぱり、とてつもなく、ピアノが巧いんです。何ていうか、別世界っていう感じかなあーー。日本に居た時の学生時代から、ずっと私の中で大きな存在のピアニスト。本当に、聞く事が出来て、うれしかったです!

私の学生時代、若手の3大ピアノ巨匠と言えば、アルゲリッヒ、ポリー二、アシュケナージ。ポリー二のショパン練習曲集のレコードなど、何100回聞いたか、分からないくらい。アルゲリッヒの炎のような演奏も、いろいろなレコードで、数知れず聞きました。今思えば、こういう素晴らしいピアニストを、目標にしながら、勉強が出来たというのは、とても幸せな事でしたね。桐朋の友人達と、この3大巨匠の、テクニックのすごさ、音楽性の高さを、良く語りあったものです。残念な事に、アシュケナージは、神経痛の悪化のため、数年前にピアノ演奏から引退。現在は指揮に専念していますね。数年前にNHK交響楽団がロスアンジェルスに来た時に、指揮していたので、それを聞きました。ポリー二はアメリカでは中々聞く事が出来ず(特に西海岸では)、アルゲリッヒもここ何年か来る事が予定されても、キャンセルがあったりで、私にとっては、10年ぶりくらいの、アルゲリッヒの生演奏でした。

アルゲリッヒって、16歳で国際デビューしているので、もうすごい年数演奏している感じなのだけど、まだ60歳なんですね。ラベルのコンチェルトだって、彼女の看板曲のようなもので、もう何度演奏しているか分からないのに、とてもフレッシュな演奏。そして、テクニックのすごさは、もういつ聞いても、同じピアノという楽器を弾いているとは、思えないのです。音色の作り方、各声部の微妙な歌い方、どんなすごい速さで弾いていても、とてもつもないクリアーな音列、パワー、音楽性、人間性の強さ、もうとにかくすごい!!アンコールで弾いたショパンのマズルカも、良かったーーー。

という訳で、今週は自分の演奏も忙しいけれど、こんなに素晴らしい演奏に触れる事が出来て、感動。感動!学生時代に始めて、アルゲリッヒの演奏をレコードで聴いた時の、感激も思い出しています。それでは、又新たな気持ちで、ピアノ練習します。

ロスアンジェルスは春の香りでいっぱい!3/10/09

March 10, 2009

3月も10日が過ぎ、こちらロスアンジェルスはすっかり春めいています!この街は、オレンジやグレープフルーツといった柑橘系の木が、沢山の家の庭に植わっていて、この時期その木々が、一斉に花をつけるのです。これは、何ともいえない良い香りですよ!特に、夜に入って空気が湿気を帯びてくると、その香りが益々華やかになります。是非皆様にも、この香りのベールを経験して頂きたいです。

英語版のブログにも書きましたが、この春はいろいろなコンサートがあり、練習に追われています。ソロのピアノリサイタルから、主人のチェリストのデイビッドとの2重奏、トロンボーン奏者の友人たちとのコンサート、フルート奏者、トランペット奏者との共演など、様々です。練習やリハーサルは忙しいけれど、どれもとても楽しみです!武満徹さんの音楽祭もLAであり、それにも先生のピアノ曲を演奏させて頂くことになっています。違ったプログラムで練習する曲も多いけれど、やっぱり基本練習が一番。子供のころからやっている、リズムを変えての難しいパッセージの練習や、メトロノームを友人に、ゆっくりのテンポからちょっとづつ早くしていく練習など、基本に忠実にやると、気持ちが落ち着き、本番にも強くなれると思います。

忙しくてすっかりご無沙汰してしまった私のホームページ。今後は、ちょこちょこと、アップデートしていきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。私の大好きな大相撲も、今週末から大阪場所が始まります!

私の大好きな相撲界ーー 2/2/09

February 2, 2009

若麒麟のこのたびの大麻使用により、再び相撲界のモラルが問われています。私個人としても、とても残念です。尾車親方の心痛といったらないでしょう。テレビに映る親方のお顔を拝見するたびに、予想しなかった事態に、大変お疲れのご様子。監督責任と言われるけれど、大人相手の話ですので、直属の親方に大きな責任(降格)がかかるのはどんなものでしょうか。本当の親子関係であれば、成人の子供が罪を犯しても、親が罰せられる事はない訳で、親子関係に例えられる親方と弟子の関係をどういう風に取り扱うかは、難しいところです。
一部報道されているように、私も退職金つきの解雇処分は、甘いと思います。いったい何を考えているんだ!!、というのが本音です。昨年秋のロシア人力士の大騒ぎから始まった一連の相撲界の改革、若麒麟はどんな目で見ていたのでしょう。全く不可解です。
力士んも皆様、どうぞ我々、相撲ファンをがっかりさせないでください。お願いします。

初場所終了!1/27/09

January 27, 2009

私の大好きな大相撲も、初場所が終了。15日間手に汗にぎる毎日でしたので、何だか気の抜けたようです。朝青龍のカムバック、白鵬の落ち着いた相撲っぷり、日馬富士の執念の勝ち越し、栃皇(本当の漢字が私のHPにはありません!)山、豪栄道の躍進、稀勢の里の千秋楽での勝ち越し、魁皇の角番脱出、尾車部屋の喜(漢字なし!)風、豪風の活躍、山本山の巨漢、などなど、見所満載の場所でした。残念なのは、私の大好きな豊ノ島と安美錦の怪我による休場。毎日がドラマでしたね!こちらロスアンジェルスでは、生放送が夜の11時から1時まで。時には、昼寝までして、夜の相撲中継に備えました。

今度いつ国技館で本当のお相撲が見られるのか分からないのですが、白鵬、朝青龍の対決をこの目で見たいです。朝青龍は、本当に日本の相撲道に添わない第一人者ですが、やっぱりすごい!誰も文句が言えないでしょうね!でも沢山有力力士がいる中、今場所のような、綱渡り的な相撲では、通用しないかもーー。でもやっぱり、朝青龍は必要です。引退後はモンゴルの大統領選に出るって聞いたけど、何かそれもとっても似合いそうな感じです。

又2ヶ月相撲観戦から離れ、独自に勉強しておきます。それでは、私の大ヒーローの力士の方々、巡業、日々のお稽古、がんばってください。3月は、大阪場所ですね!

夏の日!1/16/09

January 16, 2009

ここロスアンジェルスは、ここ数日夏のような日です。アメリカの中西部から東海岸んみかけては、恐ろしい寒波だというのにです!皆様もご存知のように、昨日はニューヨークで、飛行機の不時着という大変な出来事が起きましたが、パイロットの冷静さと勇気で、乗客、乗務員とも全員無事でした。大惨事を免れ、本当に良かったです。それでも、気温が零下10度近い中での、ハドソン川への着水は、かなりの寒さであったと思いますよ!

今週末は、ロスアンジェルス交響楽団で、委託作品の演奏の日で、興味があったので、ドレスリハーサル(本番前の最後のリハーサルで、日本ではよく”ゲネプロ”と言われているのではーー)に行ってきました。アンドリーセンという作曲家の作品で、ラベック姉妹のピアノ2台のために書かれた、コンチェルトです。こういった新作は賛否両論があると思いますが、私自身はとても気に入り、アンドリーセンともちょっと話をしました。

それでは、又!