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春の学期も終わりに--  4/29/10

April 29, 2010

今年の春は、もう忙しくて、まさに、「目が廻る」感じです。演奏会が大体週に一回違ったプログラムであり、毎回違う音楽家達と演奏するので、演奏会に向けてのリハーサルもあるしで、常にピアノの上には沢山の楽譜が山積みになっています。しかし、この経済危機で失業者が沢山いる中、忙しいというのは大変有難い事ですね。

昨夜、毎学期行っている大学の生徒の演奏会が昨夜無事終わり、春の学期もいよいよ終わりに近づいています。毎回この演奏会についてはお知らせしていますが、私はどの生徒の演奏にも一人感激してしまいます!音楽大学ではないので、音楽科専攻の生徒もいますが、もちろん他の学科でピアノを取っている生徒もいる訳で、皆勉強でとっても忙しい中、ちゃんと演奏に向けて準備、緊張もするしあがるしで、大変だけど、きちんと演奏してくれます。そして皆でサポートして、お互いの演奏を応援。私はどの生徒も一人一人、大好きです!

明日は音楽科の生徒達のピアノの試験。音楽科の生徒は、昨日演奏した曲をもう一回他の先生達の前で演奏します。学期中は毎週のレッスンに、音楽科でやっている演奏会など、やる事はいっぱいあるけれど、こうやって学期末を迎えると何だか淋しい気持ちも。長い夏休みがあるので、大学に戻るのは8月の終わりです。

不機嫌の権利  4/26/10

April 26, 2010

私達って時に、人から何か嫌な事をされたから、とか、どうせ私は恵まれてないから、とか、何かに理由をつけて、あたかも不機嫌である事の権利を主張してしまいませんか。だから私は、不機嫌なのが当然でしょ!という感じ。夫の態度に勝手に腹を立てて、不機嫌を決め込んだり、お隣さんの庭の手入れの仕方が悪いからといって、一人で不機嫌モードに入っていませんか。あんな奴に良い態度を取るなんて、大損だ!とか、にこやかにするのは、あたかも負けてしまうような気持ちになったり。

私思うんですけど、にこやかにするのと、つんけんするのと、どっちがエネルギー使うかなあ、て。比較すると、多分否定の力に費やす方が、俄然大きいと感じるんですけど、皆様どう思われますか。私だって沢山の事をしながら生きているので、そりゃあ嫌な事に出くわす事もあります。時間がたっぷりありすぎると、その事に考えがはまってしまい、同じ事を頭の中でぐるぐる、リスが回転しながら遊ぶおもちゃみたいです。だから、こんな事に構っている時間なんてないやーー、という状況にします。そうすると、次第に不機嫌である事にエネルギーを費やしている自分が、ばっかみたいに思えて来ますよ。自分から折れたって良いじゃないですか。人生短い。負の為に使うエネルギーは、最小限にしたいものです。

輝く笑顔  4/24/10

April 24, 2010

私の教えている大学の音楽科にいる、声楽家専攻の女学生の事です。この生徒は、腰が曲がり、普通に歩けないんです。だけど、こんなに明るい笑顔があるだろうか、というスマイルでいつも周りを明るくしています。又、グリークラブのお役目をして、皆をリードするし、いろいろなイベントに積極的に参加しています。それなら、すごい美声の持ち主なのだろうーー?と思われるかもしれませんが、それがそうでもないんです。学校でこの生徒に会う度に、いつも思います。きっと素敵なご両親に育てられたのだろうなって。自分の持つ障害に対して自分でバリアを作る事なく、自分に対して普通に接する事の出来る強い心。この生徒に万歳!これからどれだけの人に勇気を与え、愛を与えていくことでしょうか。

人生の予期せぬ5分間 4/23/10

April 23, 2010

数日前に、日本のニュースサイトで、大変悲しい事故のお知らせを目にしました。病気で家にいた5歳(確かこの年齢だったと思うのですが、間違っていたらごめんなさい)の男の子が、お母さんがコンビ二に行った、たった5分間の間にベランダから転落。亡くなったという事故です。このお母さんの事が頭から離れずにいます。子供が病気で、欲しがったおやつを買いに行ったのかもしれない。病気だから、家でおとなしくしていなさい、と行って出掛けて行ったのかもしれない。それが、家に帰って来たら、子供がいなくてーーー。こんな事があるでしょうか。このお母さんは、これからの人生の中で、この5分間から抜け出す事は出来ないでしょう。何度思い出すでしょうか。会った事もない方の事だけど、考えると私も心が張り裂けるようです。

一粒の梅干の幸せ  4/21/10

April 21, 2010

ここ数年私の定番の朝ごはんは、玄米に雑穀を混ぜたご飯、とろろ汁、梅干、納豆、海苔、そしてヨーグルトにフルーツとグラノラ等を入れメープルシロップをかけたもの、となっています。最近、梅干をちょっと贅沢に、肉厚の大粒のものに変えてみました。このちょっとした贅沢が、こんなに朝ごはんを美味しくさせるとはーー。大発見です。という訳で、毎朝この大粒梅干と一緒に、幸せを噛み締めて(!)います。

大好きな映画  4/20/10

April 20, 2010

映画は大好きで、時間があれば一人でも見に行きます。どちらかというと、ハリウッドものより、外国映画が好き。日本で公開されないものもあると思い、映画の感想は日本語ページには書いていません。もしご興味があれば英語ページをどうぞご覧下さい。今年のアカデミー賞作品を始め、いろいろと見ています!映画は日本より安いですし(私が覚えている日本の価格と比較してーー)、特に日中は割引になっていますので、気楽に行けます。最近のお気に入り劇場は、ハリウッドにあるArclightというところで、何せ客席が豪華で、長時間の映画などもゆったりと見れるんです。映画万歳!

ヨガの効用  4/9/10

April 9, 2010

私はヨガを就寝前にやるようになって、15年くらいたちます。これに、青竹踏みを加えて、15分くらい、ほとんど毎晩やっているんです。最初は、ピアノの練習の後のストレッチを兼ねていくつかのポーズを始めたのですが、今ではヨガをやらないと、何だか一日の締めくくりにならないような感じすらーー。又、旅にも青竹は持って行くほど、こちらも信奉しています。ちなみに、ホテルでは、タオルを敷いてヨガやっていますよ!メンバーになっているスポーツクラブのヨガクラスに参加する事もありますが、私はもっぱら自己流に組み合わせたポーズを、リラックスを兼ねて夜にやるのを習慣にしています。特に、肩で立つ(想像しにくいかもしれませんが)ポーズが好きで、これは肩こりや体の緊張に効きますね。これはお薦めです!ピアノを弾くのは、結構体全体を使い、特にラフマニノフのように手の大きい作曲家のものを弾く時は、手が大きく広がり、そこから疲れが生じたりするので、一日の終わりにその日の疲れを取るのは、必須とも言えます。この疲れがたまり、筋肉、筋を痛めると、これは一筋縄では直らなくなります。又、音楽家の中では、肩や腰を痛める人も少なくありません。スポーツ選手と同じように、上手く自分の体と付き合い、長い間の選手生活(!)を快適に過ごしていきたいものですね!

イースターの音楽 4/4/10

April 5, 2010

イースターはクリスマスと並んで、クリスチャンにとっては大事な日です。そしてイースターのための音楽もいろいろあって、今年我々の教会では、ドウボアのキリストの最後の7つの言葉 (The Seven Last Words of Christ – 1899 by Francois-Clement Theodore Dubois) を、木曜日のミサ(Holy Thursday)でオーケストラとコーラスで演奏。素晴らしかったです。ちょっとプッチーニ風のオペラっぽいところもありますが、ロマン派の音楽そのものの、とても美しい旋律で、オーケストラとコーラス、ソロのバランスもとても良い、イースターに演奏される伝統的な曲です。曲の流れは、イントロイトに始まり、7節、そして、祈りの部分で終わり、歌詞もイースターに沿ったものになっています。金曜日(Good Friday)には、もう少しこじんまりした音楽を。そしてもちろん日曜日(Easter Sunday)は、祝福の音楽で、ブラスアンサンブルなども加わり、華やかに演奏します(ヘンデルのハレルヤコーラスなど)。街中もイースターのウサギや卵の飾りなどで、賑わっていましたが、これも終わり。夏時間も始まって、もうこれからは、どんどん夏に向かっていく感じでしょうか。

小さなストレスとの、ちょっとした付き合い方   4/4/10

April 4, 2010

今回のお話は、あくまでも小さなストレスに限ります。大病をかかえている方とか、結婚問題で壁にぶち当たっているとか、職を失った状態が続いているーーと、いう大問題の解消法ではありません。日常の何気ない会話の中で、又はお酒の席で、気分が高揚したりして、事実より少し上乗せして自分や家族の事をしゃべってしまって、後ですごく後悔したという思いはありませんか。又は、安請け合いして、出来そうもない事を、自分の状況も考えずに「出来る」と言ってしまい、どうしようかと悩んだ事はありませんか。それから、これはどうしてもこの人に言わなければいけないのだけど、言えずに困っているという事、ありませんか。それとは逆に、自分の真意とは反して、とんでもない事を友人に言ってしまって、後悔の毎日を送っている方、いらっしゃいませんか。こういう事は、時間が経てば経つ程、更に状況が悪化して、自分との葛藤が深まったりします。私流に、いろいろな場面を経てたどり着いた単純な答えは、とにかく勇気を持って事実を正す、出来ない事を出来ないと言う、言葉を丁寧に選んで友人に自分の気持ちを伝える、そしてもし真意に反した事を言ってしまったのなら、素直に謝って本心を伝える、という事です。だけど、それが出来ないから困っているんだ!というお言葉が聞こえてきそうですが、それ以外にこういった状況を解消する方法があるでしょうか。もちろん、無視して何もしないという選択もありますがーー。でもそれでは、折角の友人関係、もしくはビジネスの付き合いが、ねじれたものになったり、最悪は壊れてしまいませんか。そして何よりも、自分の中で、もやもやが、いつまでも続きます。

誰でも間違いは起こすし、予期しない事は誰にでも起こります。そういった時に、勇気を持って方向修正してみませんか。そして素直に本心から、自分の言葉を人に伝えてみませんか。これは、練習がいるけれど(どういう風に言おうか、自分なりにシナリオを作って、熟考するなど)、達成しうると、確実に目の前の風景が別に見えますよ!そしてこれは老婆心ですが、決してお酒の力を借りないように。更に、状況を悪化する可能性もありますからね!限られた人生の時間を、前向きに使いたいと、私も日々思っています。

心に残る言葉  4/2/10

April 4, 2010

生活している中で、ほんのちょっとした言葉が、いつまでも心に残るという事がありますね。もちろん良い意味の場合ですよ!私も人生の場面、場面で、先生の言葉、友人の言葉など、心の片隅に生き続けているものがあります。今日は、家族の言葉で忘れられないものを二つ、皆さんと共有したいと思います。

一つ目は、主人の言った言葉で、もう何年も前の事になります。私が南米のコロンビアで演奏会と公開レッスンを行っていた時のこと。公開レッスンの間に、演奏会で私が弾いた曲の楽譜を見たいという先生がいて、お渡ししました。武満 徹さんのものでした。日本のように治安が良くないので、ちょっと席に置いて数分留守にしていた間に消失。それがないと次の演奏会で演奏が出来ないので、大変困った事になりました。主人に国際電話をして、取り敢えずファックスしてもらう事に。それまでの私の人生では、こういった場面で、「人を信用するからいけないんだ。面倒かけてもうーー」などという反応が返って来る事が多かったのですが、主人は「そういう大変な国で、人を信用して偉い。良くやった。すぐに、ファックスで送るから心配しないように」と、何でもない事のように言ってくれて、心底救われた思いになった事を、思い出します。

二つ目は主人の母の言葉。主人の兄夫婦の一番下の男の子が、高校の時に喫煙が見つかり、所属していたスポーツ部の数人と一緒に停学処分になった時の事です。その時に母が言ったのは、「喫煙は悪い。だけど、自分の孫だけが、先生達の前で、正直に喫煙を認めたから、とても偉いと思う。そして誇りだ。」という事です。それまでの私の人生では、こういう時に「全く何て事をしてくれたんだ!恥ずかしくて、人様に顔向けが出来ないーー」と言った様な発言を聞く事が多かったので、これも、まさに「目からうろこ」でした。

こういう言葉から、私は随分と学ばせてもらいました。誰でも最悪の時というのはあるものです。そういう時に、周囲にいる者として、どういう言葉をかけられるか、という事ですね。そして生きる真髄というか、本質というか、そういうものにも、きちんと通じていくと思います。